ピアノを弾く楽しさを味わえるようになるために、レッスンではそれぞれの発達段階に応じた音楽の基礎知識(リズム、音階など)を取り入れるようにしています。具体的にはリズム積み木や打楽器などを用いてリズムを体感したり、マグネットボードでの音階の勉強、ワークブックによる読み書きなどを、毎回のレッスンで少しづつ、続けて行います。すぐには覚えられなくても、繰り返しやっていくうちに自然と身についていきます。正に「継続は力なり」だと思います!
そして、ピアノのレッスンと切っても切り離せないのが「練習」です。ところが、なかなか毎日練習するとなると、本人も親も大変ですよね。分かります(苦笑)。しかしながら、やっぱり練習すると次のレッスンでも進歩が見られます。逆に練習を全くしてこなかった子も、すぐに分かります。
私の考えとしては、練習の度合いはそれぞれの家庭にお任せします。その上で、本人に無理のないようレッスンを心がけています。無理させて、楽しむことから逸脱してむしろ嫌いになってしまわないように。その子のピアノ人生がよいものとして残るようにと思っています。本人が頑張れそうな小さな目標をクリアし続けていくことで、長い目で見れば成長を感じることができると思います。